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2015年11月の記事

2015年11月18日 (水)

リーダーターフェルさんへの手紙

先日の練習立ち合い、ありがとうございました。

東京リーダーターフェル1925さんの演奏レヴェルの高さに、すぐに気づかされました。そんな皆さんの戸惑いが、どこら辺にあるのかも、です。
リーダーターフェルさんは創立90周年を迎えられますが、これは日本の西洋音楽の歴史とほぼ重なります。すごいことです。敬意を表しております。
ただ、日本のこれまでの西洋音楽、文化の受容について、私はまだまだと思っております。
鄭さんが「檄文」でその辺についても詳しく書いておられます。私なりに言うと、西洋人のすごいところは絶えざる自己革新です。そのエネルギーによって物質を支配しようとし、また精神の深みに降りていこうとします。
ランボーもそのひとりです。その詩魂にうたれた鄭さんの内面的な“精子”が私の音楽的“卵子”と結んで生まれたのが、『季節よ、城よ…』といえるでしょう。
(私がヴェルレーヌで鄭さんがランボーだったのか、あるいはその逆か…)

鄭さんが引用されていたランボーの言葉で、私がこれを作曲していた頃を思い出し共感した一言。《俺は拷問のさなかに歌を歌っていた人種の出なんだ》

最後にもう一言。
プロローグと2曲めまでは、この作品への入り口と世界観の表明です。3曲めはユーモアを忘れずに。とてもお上手です。4曲め、われわれは常日頃悟性によって病んでいる、そこからの解放と思っていただいたらいかがでしょう。エピローグはいわゆる歌ですね。短いですが朗々と歌って下さい。

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2015年11月15日 (日)

ああしんど

よき事ありし日にわろき文来たりき。わが咎にあらざりしかども怨みたることばつねなれば疎遠なるもじねんの理。口はわざわいのもと怨嗟はひとを遠ざけしならい気づかぬはおろかなり。ひとこと多しそれを納むる器はらに備うるが肝要なり。

人に求むる前に人に与えよものではなくこころを愛ではなくいたわりを。人は変わらず人の性は変わらず世は変わりてもこの世をとびかうことのは笑いをのせ怨みをのせ。神や自然のほめうたは多くなく渦巻くは人の念、怨、嫉、怒。いにしえ人が花鳥風月を詠むに道理ありきアニミズムに生きた彼らなればなり。

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2015年11月 3日 (火)

オペラのスコアを直していると

「ロマンス劇。」
という言葉が突然閃きました。次のオペラの題材ですが。自分が書きたいものではなく、自分の資質にあったものとして。

・悲劇でも喜劇でもなく
・ファンタジックで少し荒唐無稽
・神話的要素があり
・愛が成就する話

シェイクスピアは使う気はないので、すると現代の作家なら池上永一とかですか。

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